ヘナの歴史

ヘナ(ヘンナ)は、ミソハギ科の植物でインドでは古来から薬草として親しまれて来ました。 また毛髪の染色としても約5000年の歴史があり、アーユルヴェーダ(インドに伝わる伝統医学)の代表的なハーブとされ良質なヘンナはインドで栽培され生活に根付き様々な場面で使われてきました。ヘナの葉を乾燥させて粉上にしたものをベースにし、その他の天然原料を配合したものを一般的にヘナと呼びます。

ヘナが染まる仕組み

現在のカラー剤は化学薬品によって染料を髪の内部に定着させるものです。まず髪を染めるのに色素を薄くしたり、タンパク質の結合力を弱めたりと髪に負担をかけています。ヘナの葉にはローソンと言うという色素成分が含まれており、タンパク質に反応してからみつき発色する性質があり、人の髪はもちろん肌や爪も染まります。

ヘナの効果

髪のタンパク質を補修する効果により、ダメージを補修し保水力を高める効果と頭皮の毛穴をクリーンさせ、頭皮をみずみずしい状態に導く効果があります。髪の表面をコートし、傷んだ髪にハリやコシを与える効果もあります。
ヘナ自体が持つ収斂作用でキューティクルを引き締めることで髪同士の摩擦も軽減しますので、髪を傷めずに染められて髪自体のコンディションも良くなります。

なぜヘナ?

白髪染めをする上で、市販のヘアカラー剤に必ずといっていいほど使用されているものが「酸化染料」と呼ばれる化学成分です。それがパラフェニレンジアミン(PPD)、通称ジアミンといわれている成分です。酸化すると黒く発色するため白髪染めには必ずといっていいほど含まれています。

ジアミンをふくむヘアカラー剤によるアレルギーが原因で、かゆみや皮膚のハレ、水疱といったアレルギー症状は一度発症すると繰り返して発生する傾向があります。アレルギー性接触性皮膚炎が疑われる患者さんにジアミンに対するパッチテストをすると5.0%の患者さんが陽性になった!とのデータもあります。これは色々な化学物質と比べても相当高いアレルギー性物質だそうです。

海外でジアミンは重篤なアレルギー症状を起こす物質として劇物指定されていて、2011年にはEU諸国で発がん性が立証され全面禁止になっています。また、市販のヘアカラー剤にはジアミンの他、アレルギーがでやすい成分が含まれるている事も多いのです。

・メタアミノフェノール
・パラアミノフェノール
・硫酸トルエン-2,5-ジアミン  など

では市販のヘアカラー剤を使用せずに白髪染める手段は?とお考えの方にはヘナがお勧めです。ヘナは植物由来の天然成分で髪や地肌に負担をかけないのでアレルギー症状が心配の方、トラブルスキンで染められなくなった方にとっては最高のヘアカラー剤です。ただ気を付けて欲しいのは「安全なヘナ」を謳っている商品にも関わらずジアミンが含まれたケミカルへナと呼ばれ商品もたくさん存在します。

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